【NISA】本当に積立NISAは一般NISAよりお得なのか

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非課税投資で有名なNISA(以降一般NISAとします。)と積立NISA制度ですが、やるなら積立NISA制度をお勧めする記事が多く見受けられます。

つみたてNISAが、一般NISAよりも「断然イイ」明確な理由 | ゴールドオンライン
「もはや貯蓄では足りない」と叫ばれる現代。必然的に、投資への注目が高まっています。とはいえ、何の知識もないと、手も足も出ないものです。そこで本記事では、プルーデント・ジャパン代表取締役の瀧川茂一氏、ファイナンシャル・プランナーの小山信康氏の共著『5000円から始めるつみたてNISA』より一部を抜粋し、「つみたてNISA...

もちろん、積立がいい場合もあれば、一般もいい場合があると思います。そこで、資産運用モデルを検討し、どういった条件なら一般NISAが良いのか。どういった条件なら積立が良いのか見当をしてみました。

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運用前提条件(運用モデル)

投資額と運用期間

投資額:年間120万 (投資期間は現在の積立NISAの購入期限である2037年までとする)

運用期間:2021年~2056年 (積立NISAを20年間最大限活用するため)

一般NISA条件

投資額:

  • 2021年~2028年まで 年間120万円 を一般NISA枠へ (一般NISAは2028年まで)
  • 2029年~2037年まで 年間80万円 を積立NISA枠へ 残り40万円を 余剰金枠へ

譲渡益含む想定年間利回り:5% および 10%  の2パターン

利益確定条件:1年間で売却し、余剰資金枠へ移す。

※一般NISAの特徴は株式を購入できることなので、譲渡益で稼ぐモデルにしてます。

積立NISA条件

投資額:年間80万円 を積立NISA枠へ 残り40万円を 余剰金枠へ

想定年間利回り:5%

利益確定条件:20年間で売却し、余剰資金枠へ移す。

余剰金枠の運用条件

運用方針:その年の余剰金は全額投資を行う。

投資先:以下の2パターンで検討する。

  • ①投資信託(年利回り5%)
  • ②株式投資(年利回り5% or 10% の2パターン)

利益確定条件:利益確定はしない

前提条件まとめ

投資金額を表にしてみた。

評価方法について

評価方法は年単位で行い、以下を計算する

  • ①その年までの非課税投資枠の累計評価額 (一般NISAは1年で売るのでその年の評価額)
  • ②その年までの課税対象(余剰金運用)の累計評価額
  • ③②から仮に利益確定した場合の、累計評価額と累計投資額から得られる譲渡税

①+②-③を各年で行うことで評価する。

一般NISA VS 積立NISA 運用比較の結果

①余剰金を投資信託で運用した場合

結果はそこまで変わらないように見えます。ちなみに、2056年の段階で、積立NISAと一般NISA(利回り5%)との差は70万円の差で、一般NISAが高いです。35年運用してこの結果は微々たるものです。

ちなみに積立NISAは20年たって余剰金として再投資しているので、2056年以降に一般NISAを上回る可能性があります。ただ、その頃の年齢しだいでは資産運用する必要があるか微妙ですよね。。。

しかし、結果があまり変わらないのであるならば、リスクの少ない積立NISAがベターだと思います。

②余剰金を株式投資で運用した場合

利回り10%で運用すると一般と積立で2000万円くらいの差で一般の方に大きな利益が生じました。利回り5%の場合はほとんど変わりませんね。これは、投資信託(年利5%)で運用した場合と同じ結果です。

年利10%を達成できるのであれば、一般NISAが有利となります。

株式で年間10%の利益を上げ続けることなんてできるのか?

一般NISAのポテンシャルが高いことはわかったけど、ほんとに年間利回り10%なんて維持できるのか。

私の意見では、以下のように考えてます。

  • 毎年10%の利益を上げ続けることは難しい。
  • リスクはあるが非現実的な値ではなく、平均すれば届くかもしれない。

一応年10%を目標にすべきという記事もありました。

投資の年利はどれくらいがベスト?実利回りの計算方法は? | コラム | 資産運用・相続税対策専門 ネイチャーグループ
投資をするとき、資産を増やすためには年利を意識しなければなりません。この記事では、投資の年利はどれくらいがベストなのか解説します。年利と利回りの関係や投資の種類ごとの利回りの計算方法も解説しますので、投資と年利について詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

とはいえ、株式投資は市場に左右されるので、無理に『10%利益を上げる!』と意気込むのは非常に危険です。客観的に見て運用するように心がけましょう。特に一般NISAは投資した株式は5年間しか運用できないのでそこが注意です。

まとめ

結果からは投資の成績によって、2056年の段階で差が生じることがわかりました。そこで私なりに以下の投資家毎におすすめするNISAを検討しました。

  • 運用が面倒。初心者。低リスクが良い投資家⇒積立NISA
  • 株式運用が好き。年利5%を超える運用できそうな投資家⇒一般NISA

正直、あまり大きな差はなかったので、趣味とか、感覚的に選んでもいいのではないかと思いました。今回の結果が本記事を見ている方の参考になればと思います。

ちなみに私は以下の理由で一般NISA派です。

  • いつでもすぐに自由に売買できる。(5年縛りはあるが、、、)
  • すぐに利益が出る可能性がある。
  • ピンポイントで投資できる。(投資信託等は複数の株式などで構成される。)

以上のように自由度が高いところがいいですね。基本的にストレスフリーで資産運用したい派です。

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