以前、『minerstat』では手動でマイニングクライアントを選択するということ、最も利益が出るクライアントを探すのは難しいとの話をしましたが、
手動ですが、マイニングクライアントを同時に複数比較する方法がわかったので、記事にしようと思います。
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/07/1-3-160x90.png)
minerstat の 『ベンチマーク』機能を使う
minerstatのサイト内にベンチマークという機能があります。それを使えば、以下のようにクライアント毎のハッシュレートが比較できます。このベンチマーク機能の使い方を記載しておきます。使い方は簡単です。
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/1-1024x593.png)
『SPEED』と書いてある欄がハッシュレートです。
ベンチマーク機能の使い方
1.『Benchmark』ボタンをクリック
『Benchmark』ボタンは画面左の機能一覧にあります。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 3-1024x573.png](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/3-1024x573.png)
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 4-1024x503.png](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/4-1024x503.png)
2.ベンチマーク設定の追加ボタンをクリック(画像赤枠部分)
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/5-1024x225.png)
3.リグ(Worker)の選択・ベンチマークの名前決め・ベンチマーク速度を選択
ベンチマークの名前は何でも大丈夫です。ベンチマーク設定と結果が保存されます。再度結果を確認する時や、同条件でベンチマークに活用するので、何用のベンチマークかを記載すればいいと思います。ベンチマーク速度は精度に関係すると思いますが比較はしてません。必要あれば比較してみてください。
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/6-1024x601.png)
4.アルゴリズムとクライアントを選択し、ADDボタンをクリック
アルゴリズムはマイニングに使っているアルゴリズムを選択。大体皆さんEthashだと思います。クライアントは比較したいものを選択して下さい。最後にADDをクリック。
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/7-1024x261.png)
5.4.と同様にクライアントを追加し、すべて追加後『Save and benchmark』をクリック
![](https://stshjblg.com/wp-content/uploads/2021/08/8-1024x719.png)
クライアントを追加するだけ、ベンチマークの時間がかかります。その間はマイニングはストップします。ベンチマークが終了すれば、ハッシュレートが比較できます。
以上がベンチマーク機能の使い方です。
マイニングクライアントによる危険性
最後に、マイニングはPCへのアクセスを許可して行っているので、情報流出の可能性があります。例えば、以下リンクではPhoenixMinerというソフトの危険性を述べています。
クライアントによっては危険な場合もあるので、必要な情報が保存されておらず、ネットワークから隔離されているPCでマイニングを行うか、事前に安全性を調べたうえでマイニングを行うようにしてください。
何が起きても自己責任です。皆さんも気を付けてください。
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コメント
minerstat defaultというのはどういう設定なのでしょうか?またethminerなどはfailedになってしまうのですが、対処法ご存知でしょうか?
初心者マイナ様
コメントありがとうございます。
minerstatはあまり活用しておらず、不慣れですが調べてみましたので以下回答します。
長いですがお付き合いください。
(1)minerstat defaultについて
この『config』設定ではどのプール、ウォレットを用いて、ベンチマーク(マイニング)をするかを設定できます。
minerstat defaultではプールはベンチマーク専用の『sandbox pool』に設定されており、ベンチマークを通じて収益をあげることはできません。
もし、ベンチマークを通じて収益を上げたいなら、ベンチマークしたいアルゴリズム・クライアント毎に個別設定する必要があるみたいです。
個別設定は『MANAGEMENT』欄の『config templete』でできました。
ベンチマークでの時間も勿体ないという人はdefailtにしない方が良さそうです。
参考にしたページ
https://www.youtube.com/watch?v=gqbhcl0NzNs&t=119s
https://minerstat.com/help/mining-benchmark
(2)ethminerなどのベンチマーク失敗について
私の方で対処法は存じておりませんが、minerstatのホームページのトラブルシューティングにベンチマークの失敗について記載がありました。
そこには、一般的な失敗理由として、ベンチマーク時間が足りないためハッシュレートが計算できないと書いてあります。なのでベンチマーク時間を増やしてみてください。
時間をVely slowあたりでやってみてはいかがでしょう。
参考にしたページ
https://minerstat.com/help/benchmark-failed-missing-hashrate#:~:text=You%20can%20wait%20for%20the%20benchmark%20to%20finish,making%20a%20new%20benchmark%20with%20longer%20benchmark%20duration.