マイニング報酬の生き残りを賭けて、電気代の節約を考えてみる。手っ取り早いのは安い電力会社への移行なので、電力会社の料金比較をやってみた。
マイニングじゃなくても、家庭の契約見直しに活用できると思うので、参考にしてください。
比較検討内容
前提条件(モデルケースと料金算出)
- 契約出力:40A (4kVA相当)
- 電力使用量/月:720kWh
- 使用状況:1000Wを24時間フル稼働
- 料金比較に「燃料費調整」「再エネ賦課金」は考慮しない
720kWhというのは、1000Wの電力が必要なマイニング装置のみを30日間使用したケースを当てはめている。
必要出力40Aは家庭によって異なると思うので参考までに。
「燃料調整費」は発電原料費の変動であるため、「再エネ賦課金」は会社によって差が無いため考慮しない。
調査対象
- 地域:関東、関西、中部
- 電力会社:大手電力会社, 楽天, Loop, LPIO, あしたでんき,サニックス, CDエナジー
選定理由は以下のページにも掲載されている比較的有名どころを持ってきています。料金表が見つからなかったサイトは比較してません。
比較結果
関東エリア(東京電力エリア)
まずは関東エリアです。「電力使用量」とそれに対する「料金」がわかる折れ線グラフで比較します。
1000kWhまでの図と、詳細が確認できるように700-800kWhの図を載せます。
対象となる720kWhでみるとサニックスが最小値ですね。楽天よりは1500円くらいお得になりそうです。
ちなみに東電スマートライフプランと、CDエナジースマートでんきCは同じ料金体系でしたのでグラフ上では重なってます。
中部エリア(中部電力エリア)
中部エリアは関東エリアとほとんど料金体系が変わらなかったのですが、LPIOだけは「基本料金」と300kWh以上使用した場合の「電力単価」が安くなってました。
こちらも東京エリアと同じく、サニックスがお得ですね。楽天よりも1500円程お得になりそうです。
関西エリア(関西電力エリア)
関西エリアは電力単価が基本的に安いので、関東・中部に比べ安いです。理由は原発稼働率が高いからとか。。。
一番安い電力会社は720kWhにおいてサニックスですが、800kWh付近であしたでんきが逆転してます。
あしたでんきの単価めちゃくちゃやすいですからね。
また関東・中部と違い、新電力会社の差は小さいですね。720kWhでは楽天と比べサニックスは1000円安いくらいでしょうか。
まとめ
今回の調査範囲では720kWhの電力使用の場合、新電力で一番高そうな楽天エナジーと比較すると
- 関東:1500円/月くらい安くできる
- 中部:1500円/月くらい安くできる
- 関西:1000円/月くらい安くできる
ということがわかりました。まあ微妙ですね。
グラフを見る感じでは、1000kWh超えたら効果がそこそこ大きくなりそうな気がします。
また、今回調査外の電力会社もいいプラン出しているかもしれないので参考までにお願いします。
今回は以上です。
<参考>今回の計算に使った単価一覧
各HPから引っ張ってきました。
東京エリア
中部エリア
関西エリア
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